ライフワーク

野球のクローザーってかっこいいよな

クローザーとは自チームがリードしている展開で9回一イニング限定で登板する抑え投手のこと。

日本では使われない言葉ですね。

主に米国の大リーグで使われます。

日本で言うところの『守護神』ですね、『救援投手』とも言われますが、チームのリードを守って試合の最後に登板する投手です。

野球でクローザーにいいピッチャーが多いのは何故でしょうか

それは試合に勝たないと絶対にいけないので最高のピッチャーを要求されるためです。

責任重大。

クローザーは最後の9回を反撃なく締めることが最大の仕事としています。

最終回です。

例えば貴方が監督で1点リードで最終回を迎えたとき、「打撃はいいけど守備はいまいち」という選手がいたらどうしますか?

守備固めの選手を入れるでしょう。

あるいは、守っている選手だったらどういう心理でしょうか?

抑えの投手も出て、守備固めの選手も出ています。

「同点に追いつかれてもまだ何とか出来る」なんて思って守備に付きますか?

「とにかくこの回を守り切る」ことを考え、最後に残っている集中力をすべてこの回の守りに注ぐでしょう。

最終回を投げる抑えの投手はこんな場面で投げるんです。

ベンチも選手も余力は全て最終回を守り切ることに使うという場面で。

これが意味するものは何かと言えば、プレッシャーです。

守っている野手の集中力は一度途切れているし、守備固めが出ていれば攻撃の駒が減っている。

追いつかれたら勝つのが大変だから、追いつかれることは許されない。

そんなプレッシャーを常に受けています。

逆に1点をリードされている場面で最後の攻撃を迎える監督だったらどうしますか?

ここぞという時のために取っておいた代打の切り札、あるいは代走の切り札、送りバントの得意な人もいるかも知れない。

打撃が弱い人には代打を出すだろうし、ランナーが出れば代走を送ることも考えるでしょう。

代打どころか「ピンチバンター」さえ起用するかも知れません。

とにかく戦力を残しておいても仕方ないんです。

温存なんて必要なく、形振り構わず選手を投入する。

余力を全てここに注ぎ込んで、同点・逆転を目指すでしょう。

抑えの投手がいつも相手にしているチームは、殆どいつもこの状態です。

味方からも相手からも強烈なプレッシャーを受ける。

これが抑えの投手、クローザーです。

先発以外の、2人目以降に登板する投手をリリーフピッチャーという

先発と逆の意味です。

リリーフとは継投のこと。

ストッパーとクローザーは同じ意味で、リリーフピッチャーの中でも、最後に投げる人を指します。

試合の幕を閉じる→閉める人→CLOSE+ER→CLOSER(クローザー)日本ではストッパーとよく言いますが、メジャーではクローザーとしかいいません。

つまりストッパーは和製英語です。

アメリカでストッパーとは止めるものという意味なので、ドアストッパーが連想されます。

試合途中から投げる投手がリリーフ。

要するに先発以外は全員リリーフです。

その中で、勝ち試合を締めるため最後に(主に最終回のみ)登板するのがクローザー。

リリーフやクローザーでも二桁勝利すれば評価は貰えるのか?

今の時代、投手が二桁勝利すれば充分評価されるが

リリーフやクローザーの場合は勝ち星よりも、登板数、イニング数 被安打、与四球など投球の内容がより一層評価の対象になっている気がする。

リリーフは負けてる場合でも出てくるので二桁勝ったら「その間しっかり抑えてた」というパターンが多いでしょうから高評価でしょうが、

クローザーは基本的には「勝ってる場面」でしか出てこないですよね。

クローザーとセットアッパーの一般的な起用法って、

クローザーは最終回にセーブが付く時

セットアッパーは大体がクローザーへ繋ぐ7〜8回 ですが、

セットアッパーは他にも先発とか他のリリーフが崩れてピンチの時に登坂したり、

本来は8回に投げるセットアッパーでも7回途中のピンチに登坂して回跨ぎで8回も投げたりもしますよね。

ナイン
ナイン
どう考えてもセットアッパーの方がより大変な場面で登坂するケースが多いと思うんですが、クローザーの方が評価されるケースが多いと思ったんです
相方君
相方君
昔は「クローザー」と言う言葉すら無くてみんな「リリーフ」でした。 最も良いリリーフを「リリーフエース」と呼び、9回ではなくて「ピンチになったら出ていって(8回くらいなら)最後まで投げた」ものです。 だから「火消し」とも呼ばれたのです

大変なのはセットアッパーですが、やはり評価されるのはクローザーが上でいいのかな。

セットアッパーは抑えてもチームは勝つとは限りません。

でも、クローザーは抑えれば勝てます。

逆に言えばセットアッパーは失敗しても、打線が反撃をすれば逆転もありますし、

そうすると記録上負けもつかないし取り返しも可能ですね。

でも、クローザーは打たれれば負けます。

勝敗に直結する部分ですからね。
価値は大きいです。
大変という部分と価値は別物だと思います。

セットアッパーの大変な所はここなんです。

セットアッパーが抑えても即勝利ではないんです。

だからこそ少しでもチームに勝利の可能性を残す為に良い状態で繋がなければいけません。

反対にクローザーは最終的に1点さえリードしてればOKなので逆算して組み立てられます。

3点リードの場面だったらソロホームラン2本打たれてもその後を抑えれば勝てます。

最終回に満塁で登坂しても2点リードしてたら内野バックホームを無理に狙わなくても大丈夫なケースもあります。

反対にセットアッパーはまだ試合の途中なので大量リードしてても1点でも取られたら先の試合展開に影響しかねません。

ゴールが見えてるクローザーと先に何があるか分からないセットアッパーなら、

よりあらゆる可能性を考えなきゃいけないのはセットアッパーだと思います。

もちろんセットアッパーもクローザーも大変なのには変わりはない。

ただ反撃する回がある、つまり失点してもある程度許される。

セットアッパーに比べると、クローザーは失点することが許されない9回に投げる。

だから、その点でクローザーは監督が信頼する投手が務めることが多く、他のセットアッパーに比べて高評価をされている。