例年は「夏コミ」「冬コミ」の愛称で夏と冬の年2回開催されてきたが、東京五輪の関係で、今年は5月開催を予定していた。
今回の開催が、ゴールデンウイーク(5月2~5日)になっているのは、東京五輪(当初は20年夏開催)の開催で会場(東京ビッグサイト)が使用できないことを受けて、前倒ししたためです。
そんなコミケだが今度はコロナの影響を受けている。
東京五輪の関係で、今年は5月開催を予定していたのだが
同人誌において印刷をする必要性が以前ほど重要ではなくなりつつあるが。
それでもコミケの開催中止によって大きな打撃を受けるのが、同人誌をメインに製本を請け負っている中小の印刷所で、作家やサークルからの依頼が途絶えれば、そのまま大きな収入減になる。
そもそもコミケとは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽、批評など多彩なジャンルを内包した同人誌の即売会で、まもなく半世紀を迎えようとしています。
1日に約1万のサークルが参加、20万人前後が来場します。
同人誌とは、目的や趣味など同じ人が集まって作る冊子です。
同人誌は、商業誌に比べるとかなり割高で、作る側も売れ残ることが多いようです。
それでも、誰でも気軽に創作物を作り、リアルの場で発表できる魅力は大きいのです。
ネットでコンテンツを発表できる現在でも、コミケのサークル出展希望は多い状況です。
プロが出展したり、スカウトされてプロになる人もいます。
1975年に開始以来、コミックマーケットの開催そのものを中止するのは初めてのことみたいですね。
まぁ、今回4日間開催で少なくとも60万人ほどの人が訪れるはずだったと思います。
東京マラソン観客数ほどではないですが、とはいえ軽視できない数字です。
コロナのピークは来月から5月下旬あたりまでとも報道されていましたが、今尚東京をはじめコロナ患者が増えています。
果たして本の受け渡しなど濃厚接触な場のイベントをやるかと言ったらこれは大変微妙ではないでしょうか?
コミケまでに完璧なワクチンや治療法など対策が分かればこの限りではなかったんですが、なんせ新型で現段階ではちょっと不透明な感じです。