最近、日本は異常気象など多いですが大規模な災害が起こると、宅配業者は配送に制限がかかり、配送中止や遅延が発生する可能性が高く、実際の災害時にもそのようなケースが見受けられました。
ウォーターサーバーを供給する会社は、ボトルの配達に宅配業者を利用する会社と、自社で配達する会社がありますが、前者では災害時に自社でのコントロールが効かなくなります。
他にも地震など災害の多い日本では、「備蓄水」として飲み水がいつでも家にあることが理想的です。
スーパーで箱ごとペットボトルの水もいいですが、箱ごと買うとかなり重いです。
賞味期限もありますね。
一方でウォーターサーバーのボトルは備蓄水として使えますが、気になるのは「すでにサーバーの中に入っている水」です。
これも定期的に新しいお水が配送されてくるため新鮮で、品質管理がしっかりとしているメーカーのお水は赤ちゃんでも安心して飲むことができます。
「停電したとき、サーバー内の水は使えるの?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか(結論からいうと、使える機種・使えない機種があります)。
メーカーによって色々性能の差があります。
水を出すときに電気を利用するタイプのウォーターサーバー(ボタンを押して水を出すようなタイプ)は、停電していると使えません。
しかし、電気を使わなくても水を出せるウォーターサーバーもあります。
電気が使えないとお水を冷やしたり温めたりといったことはできないため、常温水となります。
そして、常温だと雑菌が繁殖しやすくなるため、使うたびに給水口の水気を拭き取るなどの対策を行うようにしましょう。
また、下置きタイプのウォーターサーバーの場合、電力が無いと下から上にお水を組み上げることができないため、すでにタンク内にくみ上げられているお水を飲みきってしまった後の使用ができません。
災害時のための備蓄水として推奨されているのは、大人1人あたり3Lです
仮にライフラインが絶たれた場合、1日で復旧するとは限らないため最低でも3日分の水は確保しておく必要があります。
例えば夫婦2人の場合、3L×2人×3日で18Lほどを備蓄用として備えておく目安になります。
ペットボトルとなると2Lでも9本をストックしておかなければなりませんが、ウォーターサーバーであれば12Lボトル2本も用意しておけば十分な量となります。
家族がさらに増えた場合これよりストックする量が増えますね。
新しく届くボトルと交換する形でストックしておけば、賞味期限の心配もなく安心です。
ウォーターサーバーの水の賞味期限は?
ウォーターサーバーの水は開封前であれば半年~1年ほど、開封後であれば2週間程度が賞味期限の目安です。
意外に短いことがわかります。
1年程度持つとはいえ、保管場所によっては劣化してしまうスピードが早まる恐れもあります。
なので、なるべくウォーターサーバーは直射日光の当たらない涼しい場所に保管するようにしてください。
災害時にどのような活躍が期待されるのか?
お水は必要不可欠なものなので、万が一のためにも備蓄水としてウォーターサーバーの宅配水をストックしておくことをおすすめします。
災害時には交通状況も大きく乱れる可能性があるため、お水の配給が必ず受けられるわけではありません。
賞味期限の心配もありますが、常にストックしておく必要がありますね。
また、飲用としてだけでなく、トイレに使ったり、身体を拭いたりするときにもお水は必要です。
ウォーターサーバーは電気が使えないと常温に戻ってしまうので、長時間となると飲用としては衛生面が心配ですが、生活用水として活躍するはずです。