毎回実家の庭や畑に猫らしきフンがあるのだが、
そもそも野良猫って普段何を食べているのか、
優秀なハンターならネズミ、小鳥。魚取る奴もいるときくが、
それに、都会の住宅街や自然の少なそうな地域に住んでる猫はどうやって生活しているのでしょうか?
近くに悪いとわからず猫にエサをあげちゃってる人もいるかもしれませんが、
そういう人がいない地域の猫はどうやって生きているのでしょうか?
もちろん、そういった場所にもネズミ等はいるでしょうが、
そうしょっちゅう出てくるとは思えません。
例えば、一週間位エサが取れない可能性だってありますよね?
それから、私が疑問に思っているのは水分です。
毎日雨が降れば、水に困りはしないでしょうがそうは行きません。
飼い猫の様に毎日皿に水が入っている事もありません。
例えば、全く雨が降らない時だってある訳だし、
水を貯めておくものがないように感じるんです・・・。
でも、ヨボヨボやフラフラになってる猫って見た事ありません。
普通にゴロゴロ寝てたりお散歩したりしてますよね?
栄養失調になったり脱水症状にならずどうやって生きてるんでしょうか。
餌を貰えない野良猫の一生は短いものです
元々、猫って人間が無責任に砂漠の土地から世界中に広めたので、
日本のような環境は合っていません。
寄生虫、ウィルス、怪我、栄養失調、虐待、あらゆる困難に晒されながら生きています。
田舎であっても自然界での狩りは季節限定です。
昆虫や小動物が繁殖しやすい時期。
その時期であっても、日々の必要量を上手く獲れない猫は幾らでも居ます。
基本、完全野生化はできず、人間の暮らしの傍で、
塩分の多い人間の食品の余りや犬の餌等を得て、ゴミ箱を漁ったり等して暮らしているのが大半です。
猫は胃腸も弱いですから、食中りを起こして下痢が酷ければ、衰弱してしまいます。
水は、近くを流れる川や汚れた洗剤入りの用水路の水や、
何かに溜まった雨水、水道水、を飲みます。
私たちが普段見かけている猫は、野良であれば、誰かが何かしら猫用の餌をあげているかも知れませんね。
因みに、人間が無責任に放置している、猫の問題について、餌をあげるのはよくないというのは、避妊を行わずにすれば、の話です。
不幸な猫を増やさない為には、増やさせて野良を多くしてはいけない、という意識のものです。
知識や理解力が至らない大半の人口の為に、猫も保護活動ボランティアも、大変な目に遭っています。
野良猫は生きるために何でもします
ネコは体調が悪くなると安全な場所に身を隠しますから、
私たち人間に発見されることがないだけです。
飼いネコが寿命15年ほどなのに対し、野良ネコの寿命は2~3年です。
それが、野良ネコの実情です。
猫は通常肉食動物のため、総合栄養食のキャットフード(猫のエサ)は肉をメインに、
高タンパクに考えられて作られています。
しかし、キャットフードを食べられない野良猫たちは自分で探すしかないため、
生きるために、肉以外にも様々なものを栄養源としています。
自分で鳥を捕ることもありますが、多くは生ゴミを漁り、食べられそうなものを探します。
人間も猫を見習え
野良猫たちは人間が寝床を提供しない限りは自分たちで寝床を選びます。
場所としては、誰も使っていない空き家や軒下など、隠れやすい場所が多いです。
寝床は季節ごとにも変わることがあり、夏は風の通りやすい場所、冬はこもった暖かい場所を探します。
猫は縄張りを大切にする動物のため、
安心な寝床を見つけることは生きるために非常に大切なことです。
野良猫の健康状態
野良猫は、家猫のように栄養の整った餌を食べることができないため、
栄養状態はかなり悪く、痩せ細り、毛艶も悪いことが多いですが、
中には野良猫でもご飯をくれる人間がいる場合は、通常体型の野良猫もいます。
しかし基本的には野良猫は自分でなんとかするしかなく、毎日ご飯を食べることができない猫が多いため健康状態が悪い野良猫も多いです。
野良猫の寿命が短い理由として、
栄養不足も原因の多くを占めています。