最近、街中で「シェアサイクル」を見かけることも多くなってきました。シェアサイクルとは「他の人と自転車をシェア(共有)し、好きなタイミング、好きな場所で、好きな時間利用するための仕組み」のことです。使いたい時間分だけ料金を払って自転車を利用することができ、これまで当たり前だった「自転車を所有して使う」という概念に変わる考え方として注目されています。
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シェアサイクルが注目されている理由
子どもからシニアまで誰でも乗れる、小回りが利く、マイカー通勤のための駐車場の維持費用や、ガソリン代の支給が大幅に削減できる。
シェアサイクルはどこで利用できるの?
シェアサイクルでは、一定の範囲内に設けられた複数のサイクルポートと呼ばれる駐輪場で、自由に自転車を借りることができます。返却は借りた場所と異なるサイクルポートでも問題ありません。
サービス提供中国内のシェアサイクル大手を紹介します
ドコモ・バイクシェア
NTTドコモの子会社である株式会社ドコモ・バイクシェアが各自治体と連携して提供している、電動アシスト自転車のシェアサービスです。都内中心部で幅広く展開し、かつポート数も充実しているためサービス提供エリアを移動することが多い人には使いやすいです。車に乗るほどでもなく、かといって歩くと時間がかかるといった微妙な距離の移動にはぴったりです。
HELLO CYCLING(ハローサイクリング)
ソフトバンクグループのOpenStreetが提供しているシェアサイクルサービスです。「ドコモ・バイクシェア」と同じく電動アシスト自転車でのサービス提供になります。現在のポート数はドコモのバイクシェアに及ばないものの、セブンイレブンとの協業が決まっており、2018年には全国のセブンイレブン20,392店舗(2018年6月末時点)のうち、1,000店舗に展開する計画です。
PiPPA(ピッパ)
大和ハウスパーキングとオーシャンブルースマート、京阪電気鉄道の3社が提供するシェアサイクルサービスです。東京エリアでは、本社のある板橋区や、北区、豊島区を中心にサービスを拡大中です。ポート数は約110(2019年4月時点)となっています。対象エリアが都内23区の北東部中心となるため、このエリアで使用したい人向けのサービスです。今回の4社のなかでは利用コストが最も安く、一時駐輪機能などをうまく活用しながら買い物などの「日常の足」としての使い方ができそうです。
Mobike(モバイク)
中国のシェアサイクルサービス会社です。世界最大のシェアサイクル事業者でもあり、日本では札幌と福岡でサービスを展開しています。Mobikeの特徴は、専用のポート以外でも指定エリア内なら返却できる点です。無料の駐輪区域や、契約したスーパー、コンビニで駐輪できます。
COGICOGI(コギコギ)
コギコギ株式会社が運営するサービスで、電動アシスト自転車を提供しています。東京では渋谷区、港区、千代田区、新宿区、豊島区、中央区、目黒区、品川区、台東区、墨田区で展開しています。ポート数は21か所(2019年4月時点)となっています。貸出プランは12時間、24時間、48時間の3つが設定されています。長時間プランのみになっているのが特徴です。COGICOGIは、半日以上(12時間以上)の長時間利用を前提としています。これは他社と異なり、観光客やイベント利用客などをターゲットにしているためです。
メルチャリ
大手フリマアプリのメルカリの子会社、ソウゾウが提供するシェアサイクルサービスです。福岡市で2018年2月27日にサービスを開始、6月には福岡市のシェアサイクル実証実験事業に選定され、市と連携してシェアサイクルの普及に取り組んでいます。公共施設へのサイクルポート設置が可能となったことで、6月末時点のポート数は約90か所まで増えました。