ここ15年で天然水の消費量は増える一方、海外産の天然水の輸入量は減少。
おなじみの天然水「ボルヴィック」の出荷が、今年いっぱいで終了すると発表されました。
背景には国内の天然水市場の変化がある。
キリンビバレッジは7日までに、輸入ミネラルウオーター「ボルヴィック」の販売を12月末で終了すると発表した。
フランスのソシエテ・デ・ゾー・ド・ボルヴィック社との製造委託契約が満了するため。
キリンは今後国産品に注力する。
キリンは今後主力の「アルカリイオンの水」に力を入れる
ボルヴィックは仏産の軟水で、1986年に国内で発売された。
キリンビバレッジは2003年から国内販売を受託してきた。
昨年の同社のミネラルウォーター販売数量のうち、ボルヴィックは1割程度。
今後はアルカリイオンの水をはじめとした国内産の新商品の発売を検討しているという。
背景には国内の天然水市場の変化が
日本ミネラルウォーター協会によりますと、ここ15年、1人あたりの天然水の消費量は増え続けています。
国内での生産量も2000年以降、右肩上がり。
そんななか、海外産の天然水の輸入量は減少し続けています。
天然水全体に占める海外産のシェアは約20%だった2007年をピークに、2016年以降、10%を下回っています。
要因としては、ここ十数年で消費者の水への嗜好(しこう)が国産のものに変わったことや、メーカーが国産天然水の販売に力を入れていることなどが挙げられます。
やっぱり水は国産が安定なイメージ。
まぁ水に限らず体に入れるものは国産がいいですよ。
ボルヴィックの販売終了を発表したキリンビバレッジは今後、国産の「アルカリイオンの水」などの販売に力を入れるとしています。
サントリーは輸入天然水の市場縮小をにらみつつ、国産天然水の売り上げを10年前の2倍以上に伸ばしています。
一方、アメリカ産の「クリスタルガイザー」は去年、売り上げが前年比で10%以上伸びました。
輸入販売する大塚食品は、クリスタルガイザーの味や硬度が日本の消費者に受け入れられていると分析しています。
選択できることはありがたいけれど買う量は多くないんだよね、味も硬度も独特だからね
なんで水をわざわざ買うのでしょう?
蛇口をひねれば飲むことができる水が出るし、公共の場所では今でも水飲み場が設置されています。
わざわざ買う必要はなさそうなのに、なぜか水を買ってしまいます。
日本でミネラルウオーターが存在感を増して、水を買うことが一般的になったのは1980年代前半からです。
その前からもミネラルウオーターは存在しましたが、ほぼバーやスナックでウイスキーの水割りに使う業務用に限られていました。
それが1980(昭和55)年からの数年で急激に生産量を拡大します。
業界団体である日本ミネラルウオーター協会によれば、1980年に約2000万klだった生産量は、2年後には3.5倍の約7000万klまで拡大しています。
当時の日本は不況の風が吹いていたのですが、それにも関わらずミネラルウオーターが求められていたというわけです。
日本、フランス、ドイツ色々な国のミネラルウォーターを飲み比べたら、
ヴォルヴィックは硬度のバランスがよく口当たりまろやかでそのまま飲むのは勿論、コーヒーや炊飯、ウイスキーの氷を作ったりと、とても使いやすいイメージがある。
まさか、水が売れる時代がくるとは思わなかったけど、私自身が社会人になって東京・大阪に行った際に、水道の水がニオイがした。
水は買うものだと実感した。
それ以来水を買っている。
最初は、このボルビックとエビアンを買っていた。
ボルヴィックとエビアンが双璧のように思っていたが、今はいろんな美味しい水が世の中にはあるんだろうね。
硬水がダイエットに良いと言われて一時期流行ったこともある。