幽遊白書で魔界と人間界の行き来はどうなっているのか気になる。
左京は「偶然にできる一瞬のひずみからしか行き来できない。」
「人工的に空間をゆがめると拳大の大きさ穴で一回開けるのに200億かかる。」
「ゆえに小物の妖魔しか通れない。」などと言ってましたが
なら、蔵馬や飛影、暗黒武術会の妖怪たちはどうやって人間界に来たんですか・・・。
それが、人間が穴を開ける場合のみの話で、妖怪は自由に行き来できるとすれば
戸愚呂弟や飛影は魔界に帰りたがってましたよね。
どちらもそのときはB級妖怪だったので、B級とC級は結界の隙間から侵入できるはずです。
飛影と戸愚呂弟はB級妖怪だから、そんなことしなくても結界の隙間から侵入出来るはず。
結界はA級以上に反応して、B級とC級は隙間から侵入できD級以下は素通りできるという設定なのですから。
帰れないとゆうことは結界は通れるけど次元に穴は開けれないということになります。
だったら暗黒武術会の妖怪はどうやって来たのか、ますますわからなくなります(笑)
そういえばB級の戸愚呂が言ってましたね。
「俺も人間界で強くなりすぎた」
「これだけデカイ妖気だと自然発生する小さなひずみじゃあ魔界にいけない」と
ひずみや魔界トンネルで人間界と魔界を行き来することはできます。
しかし、その間に霊界が張り巡らした結界があります。
この結界はA級以上の妖気にしか反応しません。
戸愚呂は結界はすり抜けることは出来るが、妖気が大きすぎて(B級でも)自然発生するひずみじゃあ魔界に行けないと言ってるわけです。
逆に雑魚妖怪なら結界は関係ないし、自然発生するひずみでも通れるという解釈でしょう。
結界=ひずみ、トンネルではありません。
結界はA級妖怪以上に反応し、トンネルは通れる大きさ(妖気の大きさ)があると見ていいでしょう、
自然発生するひがみではB級の戸愚呂は通れない、逆に魔界トンネルみたいな穴ならA級でもS級でも通れるっていう考えです。
おそらく、自然に発生したり、故意に発生させたりできる次元の穴では、BどころかCクラスが通るのがやっと程度の大きさまでしか開かないんじゃないでしょうかね。
こちらの世界で最強クラスの魔力を誇った戸愚呂弟でもBクラスだったことから、手負いとなり霊体状態だった蔵馬や、
邪眼を得た為にCクラスまで魔力が落ちた飛影は、偶然にも自然発生したか、あるいはツテを使って穴を開けられる力を持つ妖怪を頼ったかして、
こちらの世界にやってきたといったところでしょう。
そして、次元の穴が開かなければ、例えCやD以下の弱小妖怪でも、魔界と人間界を素通りすることはできないはずです。
ただし、後の雷禅の部下達の行動から察するに、人間界の技術では拳大の穴を開けるのに200億かかるような大変な作業でも、
魔界からすればDクラスが通れる程度の穴ならば、そこそこ簡単に作れるようではあります。
また、憶測ではありますが、聖光気という霊界の力に近い霊気を発揮できる千水は、Sクラス級の力を持ちながらも次元結界は素通りしていましたが、
やはり自然発生した程度の大きさの次元の穴では、通り抜けることはできなかったようですね。
もし行かれるなら、一人でとっくに魔界に行っていたはずですから。
それはさておき、
とにかく、その、良くてC程度まで通れる穴を、より大きく開かせ、Bクラス以上の妖怪でも自由に行き来できるようにするという目的の為に、
左京は大金を注ぎ込んでいました。
ただし、次元の穴を大きくするだけでは、霊界の張った次元結界のせいでBクラスまでしか素通りできないので、秘密裏に手を組んでいた千水達に、
次元を斬る能力者を探させていたのでしょう。
彼らにも莫大な金を払っていたか、利害が一致した為に無償で協力を得られたかは定かではありませんが・・・おそらくは、利害が一致したので協力したのではないかと思います。
霊界の結界の影響を受けない仙水としては、単純に次元の穴が開けられない、あるいは彼のパートナーが彼の能力では彼が通れるほどの穴を開けることができない事が、魔界に行くことを阻んでいたと思われます。
でなければ、パートナーの能力だけで、仙水は魔界に行くことができ、少なくとも仙水自身の目的を達成できたはずなのですから。
で、次元に大きな穴を開けてくれるという左京の野望は、仙水にとっても都合が良かったのでしょう。
仙水のパートナーが、次元を操り、一人で穴を開けているように見えた描写も、もしかしたら、左京が大金を注ぎ込んで半分までは完成させていたはずの何かを、利用していたのかもしれません。
というわけで、まとめますと・・・人間界と魔界を行き来する為には、まずは次元の穴を作る必要があるということです。
そして、自然発生する穴は、せいぜいCクラスが通るのがやっとの大きさが限度であり、
左京は、より力のある妖怪を行き来させられるようにと、より大きな穴を作ろうと、大金を注ぎ込んでいました。
ところが、どんなに大きな穴を開けても、霊界の張った次元結界によってBクラスまでしか素通りできない状態なので、
左京のやろうとしている事に利害が一致していた仙水達が、その次元結界を破ることができる能力者を探し、
結果として、次元に大穴を開け、
Aクラス以上が素通りできない霊界が張った結界を破り、
全てのクラスの妖怪が魔界と人間界を自由に行き来できる状況を作り出そうとしていた。
蔵馬は重傷を負わされ、飛影は邪眼を埋め込んだ手術の影響で妖力が低下していたので結界をすり抜ける事ができました。
戸愚呂は元々人間で、妖怪に転生したので魔界には行ってみたいと願ってはいましたが、魔界にいたわけではありません。
他の妖怪は・・・結界をすり抜けられる程度のレベルにすぎなかったということでしょう。