アクエリアスには汗で失われた水分と塩分などのミネラル分やクエン酸などの吸収を助ける糖分がけっこう入っています。
特に汗をかいたり飲酒で脱水気味になってるなどでなければ、糖分も塩分も余分になってしまいます。
肝臓や腎臓に負担が大きくなりまので薄めて飲むなど注意が必要ですね。
糖分比較です(%)見てみましょう。
(%)/500ml中糖分量(g)
アミノサプリ・・・・・・6.5%・・・32.5g
スーパーH2O・・・・3.8%・・・19.0g
レモンウオーター・・・5.6%・・・28.0g
アクエリアス・・・・・・4.6%・・・23.0g
ダカラ・・・・・・・・・・4.7%・・・23・5g
ポカリスエット・・・・・6.7%・・・33.5g
ポカリスエットはスポーツドリンクの中で一番
糖分が高いです。
午後の紅茶と同じくらいです。
糖分は体内に入るとエネルギーとして使いますが、まだ小さな体の小学生には逆に体温を上げてしまい、夏場なんかは逆効果になってしまいます。
その為にスポーツドリンクを持ってくるときは通常の2倍に薄めて飲むのがいいです。
アクエリを飲み過ぎて気分が悪くなった経験もありますし、たぶん飲み過ぎると体によくはないと思います。
だけど、運動している身としてはアクエリを飲みたくなる気持ちはよくわかるのでなんとも難しい。
とくに最近はランニングブームですし。
高校くらいのときは甘すぎるのもいやだったので、練習中のは粉ポカリを薄めにつくって飲んでましたが、市販の完成品はそうもいきません。
通常のアクエリアスの甘味料は果糖ブドウ糖液糖で成分は砂糖とほとんど同じなので500mlで角砂糖5個食べたのと同じことになります。
スポーツドリンクの飲みすぎはトイレの回数が増える
スポーツドリンクは水分の吸収性を高めるため、成分を緻密に調整しています。(某飲料会社に人が力説していました)
しかし、汗をかいていなければ、水分を吸収する必要がないため、全部排出されてしまいます。よってトイレの回数も多くなります。
スポーツドリンクは吸収性を高めた結果、水やお茶類よりも比較的カロリーが高い飲料となっています。
このため、毎日2L飲む場合、一日の消費カロリーを全て食事で摂取してしまうと体重が増加します。
つまり、肥満体になり、健康を害します。
運動などにより体内から著しく水分が排出する場合を除いて、スポーツドリンクを飲む必要はないため、自分が肥満傾向にある場合はスポーツドリンクの摂取を中止することを推奨します。
スポーツドリンクは糖分が多いのは確かです。
しかし、水ばかりだと体内の水分バランスや電解質バランスが崩れてしまいます。
なので少しは、スポーツドリンクを飲んで電解質バランスを保ってあげたほうがいいですね。
夏に糖尿病になる人が多い
夏場にスポーツドリンクの飲みすぎで糖尿病になる方がたくさんいます。
これを「ペットボトル症候群」といいます。
スポーツ飲料は水などに比べて吸収率が高くなっています。
ということはその中に含まれる、糖分を含めた成分の吸収も早くなります。
急激な血糖値の上昇は膵臓に負担をかけることがおおく、常時飲用することで血糖値が下がらず、高い位置でキープされることになり、これも膵臓に負担をかけます。
膵臓が疲れ、インスリンの分泌が過剰になったり、低下することが糖尿病です。
スポーツ飲料が糖尿病で騒がれるのは上記のような理由からです。
普段の食事が低カロリーだからといって、リスクが減ることはありません。
ペットボトル症候群は短時間で糖分の過剰な摂取により血糖値が急上昇して大量のインスリンが使われるために足りなくない急低下、その結果→ブドウ糖をエネルギーとして使えなくなり、脂肪などを分解します。
その際にケトン体と呼ばれる代謝成分が増え、血液が酸性に傾き、意識がもうろうとしたり、けんたい感があったり、昏睡状態に陥ることがあり、急性の糖尿病のような症状に陥るのです。
清涼飲料水の飲みすぎで急患として運ばれるのはこれらの理由が原因です。
これを引き金に慢性化して糖尿病へと移行する人が多いです。