ライフワーク

スラムダンクが実写化しない理由とは

実写化するにもダンクできないといけないですからね、厳しいんではないでしょうか。

というのはジョーダンで。

いくつか理由を考えてみた。

あんなに高身長が集まる訳ないので無理でしょう

そもそも、実写化してほしくないですが。

1990年から1996年にかけて、週刊少年ジャンプで連載された大人気バスケット漫画スラムダンク

20年以上経った今でもファンの数は増え続け、アメトークでもスラムダンク芸人があるほど多くの人々に愛され続けています。

単行本の他に完全版、新装再編版も出版され、全て揃えている方も多くいらっしゃると思います。

自分は単行本と完全版を持っています。

1993年からはアニメも放送され人気が加速していきましたが、内容は全国出場を決めた所で終わってしまい、原作の最終章でもある山王戦も放送されないまま現在に至ります。

アニメ終盤では桜木が愛知の県予選を見に行き、名朋が愛知を制したシーンもあったので、誰もが全国まであるものだと思ったに違いないでしょう。

また、劇場版もありましたが、原作とは違ったストーリーで続編でもありませんでした。

毎年、今年は実写化かなと思いきや、そういった話も中々耳にする事もないですよね。

今回はそんなスラムダンクについて実写化されない理由や、アニメが打ち切りになった理由を考察していきます。

作者が反対している

まず、実写化をするには、作者の許可と権利を買い取らなければいけません。

なので作者である井上先生が許可しなかったら一生実写化は無理だと思われます。

ファンとしてはこれが理由だと一番安心しますよね。

真相は定かではありませんが、井上先生は、「自分の知らない所でキャラのグッズが販売されているのが嫌だった」という理由で、アニメ終了後にグッズ等の販売権利を買い取っているという話もあります。

キャスティングが難しい

ただ単にその時代の旬である俳優を使えば良いわけではないですし、設定や知識も簡単ではないので難しいでしょう。

あと、ストーリーが実際のものとかけ離れそうで怖い。

別のものとして見るなら大丈夫かもしれませんが、恋愛ドラマになりそうな気がして嫌です。

どうせスポーツなんて二の次で、妙な恋愛模様に重点を置く気がしてなりません(笑)

バスケがテーマなので高身長は絶対条件ですし、各高校のメンバー1人1人のキャラもしっかりしているので、ちゃんとしたキャストを選ぶと金銭面でもかなり掛かると思います。

誰もが見たいとは思いますが、現実的にはかなり難しいでしょう。

漫画、アニメだからこそのよさがあると思う

あんなに身長が高い選手ばかり出てくる作品を実写化しようとしても、180cm後半以上の俳優をたくさん集めるのは難しいかと。

特にスラムダンクほどの有名作品であれば、ある程度有名な俳優を使わざるを得ないと思うので、有名な俳優でキャラに見合う体格の人を集めるのは困難です。

そもそも、作者の井上先生は、アニメ化にも難色を示していたという噂があります。

そうだとすれば、実写化なんて余計に嫌だと思います。

そして、漫画の実写化は、長期連載のストーリーのうちほんの一部に焦点を当てることになります。

となると、映画ど初めて作品を見ることになる視聴者のためにも、キャラの設定や登場の背景を描くために、どうしても作品の最初の数巻を映画にせざるを得ない場合が多いです。

この流れで、スラムダンクを実写化するとなると、せいぜい陵南との練習試合までです。

正直、陵南との練習試合までだと、映画にするには少し内容が薄いのではないか、と思ってしまいます。

やはり、県予選の決勝リーグか、インターハイの山王戦あたりでないと、お金をかけて映画化するには物足りないと思います。

第2作で県予選決勝リーグ(三浦台戦、翔陽戦はおそらくカットでしょう)、第3作でインターハイ山王戦(豊玉戦はおそらくカットでしょう)をやるには、第1作で相当人気が出ないと難しいので、現実的に厳しいかもしれません。

リョータや三井の復帰をどこにどうやって入れるかも難しいです。

省略されている描写が多いのですが、湘北の得点の1/3以上は三井が決めていると推測されています。

山王戦でも体力的に厳しいながらも湘北の中で圧倒的に点数を上げており、センターであるゴリの倍以上点数を取っています。

山王戦以外でなくても海南や陵南から始まり、豊玉も三井の3ポイントの連発で追い付いたあとで流川や赤城などのプレーが光る傾向にありますね。

今のNBAバスケ要素がその時代の漫画にあったとは驚きです。

実写化するぐらいなら、インターハイ編のアニメの続編を作ってほしいと感じます。

ただそれも、過去のアニメの声優さんがだいぶ年を取っておられるので、前と雰囲気が変わりすぎて微妙になるかもしれませんが。

翔陽の藤真役の方、陵南の田岡監督など声優さんが亡くなられていたり、存命でも以前と同じように演じることが難しくなってる方も多いと思われ、賛否が分かれそう。

現在ではバスケのルールが変わってしまっている

原作では前半20分、後半20分でしたが、今の高校バスケは10分×4のクオーター制です。

その他細かい部分も変わっているでしょうし、チーム戦略なんかも今と昔で恐らくはいろいろ違ってきてると思います。

アニメについても当時は原作に追いつかないための引き伸ばしによるテンポ悪化や表現の関係などいろいろ理由はあったかと思いますが、原作者の意向として再アニメ化を望んでない可能性も十分あります。

とはいえ、ルールに関しては冒頭や最後に「連載当時のルールを適用している」と注釈を入れてもいいだろうし、原作完結済みの今なら時間稼ぎの必要もないため、うまくやれば話数もまとめられるはず。

地上波でなくても現在ならHuluやNetflixのような配信も可能だし、根強いファンも多いため「上手く作れば」円盤の売り上げも期待できるはず。

いつかアニメになったらいいですよね。