ヴォルフスブルクが今ではブンデスリーガの強豪になっているのは全てこのデ・ブライネのおかげだと私は思っています。
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2015年にヴォルフスブルクがデブライネとペリシッチと一斉に主力を売却した理由はなぜでしょうか?
ヴォルフスブルクから引き抜くためにマンCが支払った移籍金は5500万ポンド(102億4000万円)とも言われている・・・
近年、世界一のチャンスメイカーを1人挙げるとしたら多くの人がケビン・デブライネの名前を出す人は多いでしょう。
2019年プレミアリーグ王者で、毎年UEFAチャンピオンズリーグの優勝候補として名が上がる。
今ではマンチェスターシティの中心選手です。
今回は、デブライネについて紹介していきます。
国籍 | ベルギー |
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ポジション | OMF |
誕生日 | 1991年6月28日 |
背番号 | 17 |
利き足 | 右 |
ヘンク 2008-2012
チェルシー 2012-2014
ブレーメン(ローン) 2012-2013
ヴォルフスブルク 2014-2015
マンチェスターシティ 2015-
自身に下された辛辣な評価に、困惑を隠せなかったデ・ブライネ
今やプレミアリーグを代表するクリエイティブミッドフィルダーとなっているデ・ブライネ。
現在所属するマンチェスター・Cに加入する以前、母国ヘンクから飛び出しての初の海外挑戦の場にはチェルシーを選択した。
序盤こそ活躍したものの、2013-14シーズンの冬の移籍市場でヴォルフスブルクに完全移籍することに。
その決断を下す前には、当時チームを率いていたジョゼ・モウリーニョ元監督との間に、明確なきっかけとなったやり取りが交わされていたようだ・・・
モウリーニョの評価は衝撃の6番手
デブライネはインタビューで
「ジョゼ(モウリーニョ)にオフィスに呼び出された12月、あれはおそらく僕にとって2番目に大きな人生の岐路だった。
彼は何枚かの書類を並べて、『1アシスト。0ゴール』と告げたよ」
「それから、彼は他のアタッキングフォワードたちのスタッツを読み始めた。ウィリアン、オスカル、マタ、シュールレ…。5ゴール、10アシスト。そんな風にね」
「ジョゼは僕が何かを言うのを待っているようだった。そして結局、僕は『…でも、この中の何人かは15試合、20試合とプレーしています。僕は3試合だけだから、違いますよね?』と言ったよ」
自身に下された辛辣な評価に、困惑を隠せなかったデ・ブライネ。
しかし、チームの指揮官はある種実直なまでに「6番手」と現状を通達し、たたみかけたという・・・
その後、ヴォルフスブルクに移籍したデ・ブライネは、2014-15シーズンには公式戦51試合16ゴール28アシストと大活躍。
また、チェルシーも同じシーズンにプレミアリーグ制覇を成し遂げた。
結論、デブライネ、モウリーニョ2人とも凄いってこと。
プレースタイル
トップスピードでボールを持っていても精度を落とすことなく質の高いパスを味方に供給できる視野の広さとシュート技術、 得点力を武器とするアタッカーであり、特に、右サイドからGKとDFの間を通すアーリークロスでのアシストが多いです。
巧みに相手左サイドバックの背後をとることで、これを実現しています。
また、シュート、スピードもハイレベルです。
点を取れるポジションにいる味方にマークがついていれば、自らペナルティーエリア外から両足で強烈なシュートを打ち込みます。
スピードは記憶に新しい2018年ワールドカップの日本戦での逆転したシーンが印象的です。
自陣ペナルティエリアから相手のペナルティエリアまで日本代表の追随を許さず、逆転ゴールを演出しました。
サイドからでも中央からでも決定機を作れる選手
デ・ブライネは高いキック精度を持っているため、ピッチのどこにいても違いを作れる選手です。
サイドから切り込んでゴールを狙っても良いし、スルーパスを供給しゴールを演出するのもできる。
本来はトップ下やウイングなど、2列目が似合う選手ではあるが、16-17シーズン、ペップ政権のシティにおいては、4-3-3のセントラルMF、2.5列目でプレー。
16-17シーズン開幕戦こそ、チームにフィットしておらず、ショートパス中心のペップサッカーへの適応に一抹の不安を感じさせたが、2節以降にそれが杞憂であることを証明。
アグエロ、スターリングらとチャンスを創出し、チームの勝利に貢献した。
ペップ政権2年目を迎えた17-18シーズンでは、セントラルMFとしてのプレーに完全に適応。
カウンター時が一番輝くものの、スローな展開でも中盤のスペースでボールを引き出し、
両サイドに展開しながらゲームを作りつつ決定機には顔も出すなどのプレーもできるように。
実際、拮抗している展開で、ワンツーなどで自分で攻撃のスイッチを入れてマークをかわし、自らミドル一閃でチームに勝利をもたらすことも。
17-18シーズン第7説のチェルシー戦(1-0で勝利)で見せた逆足でのミドルシュートは、彼がワールドクラスの選手であることを証明した。
右サイド寄りでプレーすることを好む、理由としてはおそらく、右サイドにいたほうが、彼の一番の武器である右足のキックを生かす機会が増えるからだろう。
シティでの主戦場はインサイドハーフ
2列目ならどこでも可能で、以前はトップ下やサイドでも起用されていました。
デブライネの特徴は両足から放たれる高精度のパス。
まさに針の穴を通す絶妙なコントロールでアシストを量産します。
視野が広く、常にスペースを狙うスルーパスを味方に供給。
パススピードも速い。
イングランドでは一般的に、ジェラードのように強いキックを蹴ることが求められます。
なぜなら、パススピードが速いと相手DFも反応することが難しくなるため、普通に出せば通らないパスも、スピードをあげることで通すことが可能になります。
実際、欧州トップレベルのチームのパススピードのアベレージは速い。
デブライネはグラウンダーの縦パスはもちろんクロスも得意。
パスの種類も豊富。
まさにマークについている相手DFをあざ笑うかのようなピンポイントパスを味方に供給できる選手です。
イスコやメッシのように華麗な足技を披露したり、ドリブルで仕掛けることは少ない
デブライネはシンプルかつ効果的なプレー好んでおり、球離れが非常に良いです。
前にスペースがあれば自分で運ぶこともありますが、基本的にはワンタッチかツータッチ。
味方からボールをもらう前に常に周囲を見渡して状況確認することによって、素早くパスを出すことができています。
前線でアシストや得点に絡むプレーをすることが多い
同じくパス精度を武器にするプレイヤーとして、レアル・マドリーのクロースがいますが、彼と比べると、デブライネの方がよりゴールに直結するプレーが多い印象です。
クロースは自陣後方での組み立てに加わることが多く、デブライネはより前線でアシストや得点に絡むプレーをすることが多いです。
右足の強烈なミドルシュートも特徴的で、相手に引かれたときには自らゴールをこじ開けることができます。
攻撃のプレイヤーですが、守備面の貢献度も非常に高いです。
ボールを奪われた際にはすぐさまコースを消してプレッシングに向かう献身性も備えていいます。
攻守に渡ってチームに好影響を与える、理想的なMFです。