ライフワーク

PS5の互換性とスペックを比較してみた

SONYはこれまで、PS5においてPS4の後方互換が充実していることに度々言及してきたけど。

PS4で発売されているタイトルの多くがPS5でプレイ可能であることや、後方互換対応PS4タイトルをPS5上でプレイした場合は、ブーストされた周波数にて動作すること。

それによって、より高くまた安定したフレームレート、より高い解像度でプレイ可能であること。

対応タイトルは多く、またそれらが美しくなめらかに遊べるのだと、語ってきた。一方で、PS3とPS2およびPS1との後方互換については言及されてこなかった。

しかし、ここで新情報が。

ゲーマーにとっては残念なことに、SONYのCEO、Jim Ryan氏はファミ通とのインタビューの中で、同社の最新ゲーム機はPS3及びそれ以前のゲーム機向けに設計されたゲームとの互換性を持たないと認めました。

oh・・・。

Ryan氏は次のように説明しています。

「PS5に特化したエンジニアリングを念頭に置いて、デバイスを作り上げました。その中で、既に1億人のプレイヤーがいるPS4のユーザーは、PS4のタイトルをPS5でもプレイしたいと思うのが当然だろうと考え、PS4との互換性を持たせました。それを実装すると同時に、高速SSDと新しいDualSenseコントローラーを取り入れることにも注力しました。そのため、残念ながらそれ以前の機種との互換性を実装するには至りませんでした。」

\(^o^)/オワタ

PS4やPS5用のゲームより更に多くのタイトルをプレイ出来ると期待していたPS5ゲーマーにとって、これは少し残念です。

まぁ、ゲーマーが新しいゲーム機にアップグレードする理由の一つは、最適化された新しいハードウェアとゲームを楽しむことなのでそれほど大したことでは無いかもしれませんが、とにかく覚えておく必要があります。

PS3はCellという非常に特殊なCPUによるアーキテクチャで動く

そのためエミュレーションが非常にやりにくく、PS5が高性能でもPS3互換は難しいと思われます。

一方で新型のPS5でのPS4互換はPS5のCPU自体が互換性を持っています(アーキテクチャが同一)そのため、互換性を廃止したくてもできないのです。

仮に互換性廃止が出来たとしてもそれによってコストが下がるわけでもないのです。

互換性廃止するメリットがありません。

ゲーマーとしてはPS5で過去のプレイステーションのゲームがすべて動作すればありがたいですし、それを希望するのですが。

実際に遊べない理由について推測してみると 「技術的には不可能ではないけど、PS5のコストがかなり高くなるし、実際にPS3以前のゲームソフトが遊べたところで使う人は少ない。売上にも繋がらない」 というのが理由ではないかと推測できます。

PS3はいまから14年前にあたる2006年に発売されたゲーム機ですから、どれだけのユーザーが2020年で遊んでいるのかという話になります。

PS3以前のハードをPS5で互換サポートするのはビジネス観点から見ても現実的ではないと思われます。

コントローラーに関しても、公式に発表されていますがPS4タイトルをプレイするのには使えます。

PS5タイトルをプレイするのには使えません。

PS5ですべてのPS4で遊べるようになるかどうかはまだ分からない

互換性はあるがどこまでが対象になるかはまだ決まっていないというのが今現在のソニーとしての回答です。

完全互換ですべてのPS4のソフトで遊べるのならPS4は不要だし、場所を取るだけなので売ってしまってもいいですね。

最先端の分野では据え置き型ゲーム機はもう時代遅れ

新型ゲーム機発表で日本は沸いていますが、最先端の分野では据え置き型ゲーム機はもう時代遅れでクラウドゲームが主流の座を奪わんと動き出しています。

プレステもPS5打ち止めでクラウドに移行するというまことしやかな噂が流れていたりもしました。

実際ソニーもクラウドに移行したがっているフシが見受けられます。

クラウドゲーム化すればクライアントなんてどうでも良くなるので、スマートTVやスマホで古いゲームから最新のFPSまで楽しめるようになるのでもう少しの辛抱ですね。

赤字覚悟で販売しないと全部マイクロソフトの思うつぼになるのです

Xbox(マイクロソフト)がCSに参戦した理由はWindowsをゲーム業界に進出させるため。

いまや世界のゲームはWindowsで遊べるゲームがメインになってます。

PS5は基本的にはRX5700、つまりGTX2060相当のスペックだと思われます。

CU数が32ですし、RDNA2と言いつつ実質RDNA1だということが分かっています。

ただ、一般的にゲーム機の方が性能を効率よく使えます。

PCではDirectXという汎用の環境があるわけですが、PS4のそれはDirectX11までのような重たいレイヤーではなく、DirectX12よりも更にGPUチップの裸に近いものだったとされています。

なので、PCで同規模のGPUを使うよりは性能が良いはずです。

そもそもPS4がJaguarコア+HD7850です。

GTXに直せば750か750Tiです。

もしPCで同規模の構成、たとえばJ4005やFX-8800Pのような低価格CPUオンボードのマザーボードにHD7850やGTX750Tiを組み合わせても、おそらくPS4と同じように遊ぶことは難しいはずです。

値段については、ゲーム機は原価スレスレで売るので、他のIT機器や家電とは全く違います。

過去には赤字で売った例も多数あります。

PCのマザーボードや、他の機器で言えばiPhoneなどは製造原価が販売価格の3割ぐらいらしいですが、それをゲーム機ではスレスレに近い価格で売るわけです。

特に今回はマイクロソフトの動きもあって赤字覚悟って感じですね。

Xbox Series Xはゲーパスの収入を見込んで安くしているでしょうし、PS5もPS+で後から回収することも見込んでいるはずです。

安価なゲーム機でゲームするプレイヤーの環境を考慮すれば、ハイエンド環境を想定しても使う奴が圧倒的に少数派。

これだと商売にならない。

性能としては上位互換でも電気自動車やスポーツカーが世間一般に普及しないのと同じ。

割に合わないから大多数は買わない。

そして大多数が買わないものに全力投資する企業はただの無知。

スポーツカーも電気自動車も一般大衆車の比率からすればごく一部のマニア向けです。

GPUにせよCPUにせよランクを下げれば価格にも反映できるのでしょうけど。

それでは次世代に求められる新しいグラフィックの追求も自然に厳しくなる。

PS5にせよ、Xboxにせよ、出た結論が似ているのはそれが業界の総意であるということ。

次世代は4k60fpsなのが各社の共通認識。

そのための求められるのが今ぐらいのスペックということ。

PS5のスペックをみる限りは2020年8月時点のハイエンドゲーミングPCと同レベルと考えれば良いでしょう。

ただし、PS5の場合「今後、性能の飛躍的な向上は望めない」という欠点があります。

アップデートがあっても、せいぜいSSDの容量アップ程度でしょう。

なぜかといえば、PS5という基盤に合わせてゲームが作られるためです。

PS5自体の規格を変えてしまうことが困難だからです。

PCでは毎年新技術が発表され、常に性能が向上していきます

もし、数年後にPS6が噂される段階でのハイエンドゲーミングPCとPS5を比較すると、明らかにPS5の方が性能で見劣りする事になります。

さらに、PS5はゲーム以外はほとんど出来ない専用機です。

ゲーミングPCはゲームだけでなく動画編集、3Dモデリング、仮想通貨(ブロックチェーン)などなど、使う人の能力や勉強で様々に使える汎用機です。

「ゲーミングPC出たからPS5は不要」はあっても、「PS5が出たらゲーミングPCは不要」はこの先もないでしょう。

ただそれでも、PS5のスペックは現状のゲーミングPCだと、ハイエンドクラスに相当すると言われています。

これは価格としては20万円くらいのPCに相当する可能性があると思います。

なのでかなりお得です。