夏場や冬場に欠かせないエアコン。
これなしでは日本の夏は生きていけないですよね。
そんなエアコンを何気なく使っているあなたに質問です。
「最後にエアコンを掃除したのはいつですか?」
全く覚えていない、もしくは買ってから1回もしていないあなた、お掃除は絶対したほうがいいですよ。
Contents
エアコンを掃除しないままでいるとどうなる?
そもそもエアコン掃除をするメリットとは何なのでしょうか?
健康のため
電気代の節約になる
この2つだと思います。
エアコンのカビが健康に悪影響を及ぼす
エアコン掃除をしないと、内部にカビが貯まり、そのカビがエアコンの風と共に部屋に蔓延します。
カビは「胞子」により繁殖します。
エアコンの風によりその胞子が部屋中にばらまかれ、吸い込むことで体に悪影響を与える恐れがあります。
そのカビを私たちが吸い込んでしまうととても健康に悪いのです。
中には肺炎につながってしまう場合も。
エアコンに繁殖したカビはイヤな臭いの原因になるだけでなく、健康被害を及ぼすこともあるそうです。
特に赤ちゃんから小学生くらいまでのお子さんがいる場合、大人に比べて免疫力や耐性が低いので注意しなければなりません。
エアコンのホコリが電気代の高騰につながる
エアコンにホコリが溜まると、フィルターが目詰まりを起こし、エアコンが効率よく働かなくなってしまいます。
そして、必要以上に電力を消費するため、ホコリのお掃除をしないと、電気代が高騰してしまうことがあるのです。
フィルターが目詰まりしていると空気が通らないため、エアコンはフルパワーで稼働しますので、通常よりも余計に電力を消費して電気代が上がります。
また、風を十分に通すことができないので、冷たい or 暖かい空気を循環することができず、エアコンの効きが悪くなります。
自分でエアコンを掃除していい部分は3箇所
・フィルター
・ルーバー
・カバー
この3箇所です。
その他の部分を自分で掃除しようとすると火災の原因となる場合があるので注意が必要です。
フィルター掃除は2週間に1回がベスト
フィルターは、部屋の空気に含まれるチリやホコリを取り除いてくれる部分です。
エアコンを使えば使うほど汚れが溜まっていきます。
必ずエアコンの電源を切り、念のためコンセントも抜いておきましょう。
エアコンの掃除と聞くと手間がかかる作業を思い浮かべるかもしれませんが、フィルターは掃除機と水洗いだけで手軽にきれいになります。
【準備するもの】
・踏み台や脚立
・掃除機
・使い古した歯ブラシ
・よく乾いたタオル
・マスク(ホコリを吸い込まないために)
・新聞紙
【掃除の方法】
1 エアコンの取扱説明書に従ってフィルターを取り外す
2 フィルターのオモテ面から表面のホコリを掃除機で吸い取る
3 フィルターのウラ面から水を流し、ホコリをオモテ面にかき出す
4 こびりついたホコリは歯ブラシを使って汚れを落とす
5 水洗いが終わったら、タオルで水気を充分に拭き取り、しばらく日陰に放置して完全に乾燥させる
乾かしている間に、軽くエアコンの中も掃除しておきましょう。
見える範囲のホコリを掃除機で吸い取り、水に濡らして固く絞ったタオルで汚れを拭き取ります。
エアコン内部やフィルターに水分が残っていると、新たなカビの原因になってしまうので、必ず完全に乾燥させてください。
汚れが落ちない場合は
台所用の中性洗剤を使って歯ブラシでこすると、非常にきれいになります。
いつもは水洗いしかしていない人なら、ぜひ試してみて欲しいです。
最近の台所洗剤には除菌成分が入っているものも多いので、除菌効果も期待できますよ。
その際使う洗剤の量は普段、洗濯物を手洗いするときと同じように泡立つくらいで十分です。
ルーバーはエアコンの電源をつけたときに、真っ先に動き出す横長のパーツ
上下左右に風向きを変えてくれます。
そんなルーバー君をはずしましょう。
吹出口にあるルーバーを手で開き、真ん中辺りのはめ込んでいる部分を手で上手く外していき、その後ルーバー全体をしならせながら、ルーバーの左側を抜き取ります。
ルーバーは、たいてい真ん中・右端・左端で固定されています。
まずは真ん中から。
ルーバーを曲げて取り外す感じです、割と思い切ったほうがうまくいくようですが、注意して作業しましょう。
真ん中を外したら、両端を外していきます。
手前にかなり強く曲げて両端をいっぺんに外すイメージです。
よくルーバーがファンだと思われがちですが、実はルーバーには風を送り出す力はなく、風向きだけを調節しているのです。
実際に空気を送り出しているのは、ルーバーの奥にあるファンなのです。
ルーバーを取り外して掃除する場合
取り外して洗う場合はフィルターとほとんどやり方は同じです。
①シャワーで水をかけます。
②汚れが強い場合は中性洗剤を水で薄めてバケツに入れ、ルーバーを浸けます。
③歯ブラシで汚れの気になるところを優しくこすって落とします。
④シャワーで水をかけてよくすすぎます。
⑤乾いたタオルで水気をよく拭き取り、新聞紙の上に広げて乾かします。
ルーバーを取り外さないで掃除する場合
①タオルに中性洗剤を水で薄めたものを染み込ませ、手に巻いてルーバーを拭いていきます。
②タオルを水でしぼってもう一度ルーバーを拭きます。
③乾いたタオルで、仕上げ拭きをします。