ライフワーク

イチローは次男であり敬遠王でもある

鈴木家にはイチローの上に兄がいるのです。

次男なのに一朗なのは、イチローが生まれる前はイチローのお父さんが工場経営を始めたばかりのときで、鈴木家にとって一番苦しい時期だったそうです。

そんなのときにイチローのお父さんが無理をしすぎて倒れてしまい、一年間入院しなければならなくなったそうです。

それを助け、工場を切り盛りしてくれたのが、イチローのお父さんの銀一さんだったそうです。

イチローが生まれたのはお父さんがやっと仕事に戻ったころだったそうです。

なので、仕事を助けてくれた銀一さんに尊敬と感謝の気持ちをこめて、生まれた子供に一をつけることになったそうです。

ちなみに、イチローのお兄さんはデザイナーの鈴木一泰さん。

鈴木一泰さんは、BSテレビのキャラクター「BEAMO」や石川遼さんのロゴなどを手がけている人物です。

兄弟で名前に漢字の「一」を入れたのでしょう。

あと、この郎ではなくこの朗の字になった理由は、「苦しいときにも朗らかにふるまう、明るい子供に育ってほしい」という思いがこめられているそうです。

その送球は「レーザービーム」と呼ばれている

イチローといえば、打撃だけでなく守備での活躍もかなり有名であり、その送球は「レーザービーム」と呼ばれている。

この「レーザービーム」の呼び名が誕生したのは、イチローがメジャー1年目となる2001年4月11日のこと。

アスレチックスの打者が打ったヒットをキャッチしたイチローは、一塁走者が狙う三塁に向けてノーバウンドの弾丸送球を繰り出し、見事アウトにしたのだ。

そして、その送球を見た実況アナウンサーのリック・リズが思わず「まるで、レーザービームだ!」と絶叫したことから、イチローの送球を「レーザービーム」と呼ぶようになったのである。

当時、オリックスの山内一弘ヘッド兼打撃コーチがイチローの振り子打法を気に入らなかったという話もあります。

それと振り子打法って打撃の基本から外れたものであり、とてもじゃないけど打撃コーチとして見て見ぬふりをできないものだったようですが、一方でイチローの非力さを補いスピードを活かすには適した打撃フォームでもあったようです。

それとイチローが1~2年目から一軍で使われていたら7年連続首位打者や日米通算3000安打はあったでしょうか。 打撃フォームでの修行の時間がイチローをビッグな選手にしたと自分は思います。

最近高卒スター選手をすぐに一軍で使ってスペ体質になりそこそこの選手で終わってしまう我が球団を見ているとつくづくそう思います。

特筆すべきは前人未到の記録の数々の中でも際立っている10年連続3割200本安打だと思う。

アメリカ人野手が内野ゴロの処理に慣れていないのをいいことに、意図的に内野安打を狙って個人記録を稼ぐ姑息なプレースタイルは、正直好きになれないと言う人もいるけど。

ただ おとなしい性格でさえあれば「善人」と決めてかかるメディアの報道にも疑問を感じる。

現役時代イチロー選手は、一日のすべての行動をルーティン化していた

 

イチロー選手は、一日のすべての行動をルーティン化することで、徹底した自己管理を行っていました。

毎日同じ動きをすることで、自分の体に生じるわずかな違いに気づき、調整できるのです。

この日々の完璧な準備が、細く引き締まった、バネのような肉体を保ち続けることにつながっています。

大きなケガなく毎年ほぼフル出場、身体のケア、準備がまさにプロ中のプロ。

こんな選手はなかなか出ないでしょう。

あれだけスピードとバネのある選手が大きな怪我をせずに長く現役を続けたって事も凄い。

試合前のストレッチなど地味な準備と努力の賜物なんでしょうね。

いつも同じ、お馴染みのルーティーンや仕草、表情に至るまで「こういう時はこう」という独特の美学があったと思います。

ミステリアスでプレーも美しかったし、インパクトが強い。

日本人の本当の心を米国に伝え、日本の国の評価を高めた人だと思います

 

特に言葉で自画自賛もしないで、実績で実力を認められたのです。

広大な米国で試合会場への長距離移動等、選手を酷使する環境で長期間の現役選手としての活躍は、タダ者ではない事は確かである。

実績もケチの着けようがない、メジャーの一流選手の人達が賞賛しているのです。

彼にとっては、日本の国民栄誉賞は意識の範囲外だったでしょう。

多種雑多な人種の米国で認められる事こそ目標であり、名誉な事だったのではないでしょうか。

何から何まで独特の評価は、それを可能にする英知も兼ね備えていると言えるでしょう。

我々日本人にとっても誇り得る人です。

  • ドーピング
  • 素行不良
  • 違法行為

これらが無いのが大前提。

どれだけすごい成績残そうがプロとして失格。

イチローはそんなんなかったもん!

イチローは日本でも他に例がないユニークなプレーヤーだったし、米国でもきっと同じ評価だ、ということ。

彼ほどでないにしろ、「偉大なプレーヤー」は、必ず「個性」を持っているし、それがゆえにファンに愛されるのだ。

敬遠という行為は次のバッターや敬遠後のシチュエーションとの比較考量

 

1番打者でありながら、2001年、2004年、2009年と3度の敬遠王になっています。

また、MLBで17年連続で敬遠を記録するなど、MLB通算で181個の敬遠を記録しています。

最初の打席での敬遠が確実に無い1番という打順を考慮すれば、異常な数値とも言えます。

この事からも野球経験の無い一部の評論家がどんなにイチローを蔑もうと、現場はイチローを最大級に警戒していたという事が分かります。

現場の評価と第三者の評価のどちらが信頼出来る評価かと言えば、答えは明白なはずです。

シーズンでも良くあることで、敬遠=捕手が立ってボールにする。

だけではなく、捕手のリードで、ワンバンとか顔面の高さとかにわざとストライクゾーンから外すのも敬遠の一種です。

あわよくば引っ掛けてアウトにするのもね。

野球は、同点もしくは得点が僅少差での試合後半で、得点圏にランナーが進むと攻撃側、守備側の双方にとって試合の大きなポイントです。

その状況では、守備側にとってアウトを取るのは、できることなら三振か内野フライがより安全なわけです。

無死、または一死ならば外野フライはランナー進塁の可能性がありますし、内野ゴロでも走者の進塁やエラー(送球ミス)も可能性あります。

もちろんヒットを打たれれば高い確率で得点が入るわけです。

もし2死じゃなくランナーが3塁にいたら「三振か内野フライ」は必須とも言えます。

そのような状況で、例年高い打率と安打数、少ない三振とボールを上手く捕らえる事ではメジャーでも屈指の評価を得ているイチロー選手を迎えて、真っ向勝負を挑むのは非常にリスクの高い事だからです。

イチローが敬遠をされるパターンとしては、ランナーが得点圏にいて一打で同点及び逆転(サヨナラも含む)の場合では塁(この場合は1塁)があいていれば間違いなく勝負をしない確立が高いと思います。

理由は、後のバッターのほうがイチローと比較をしたときに打ち取りやすいからだと思います。

イチローの場合については打率と安打数によるイメージとイチローのバッティングが関係している。

あとは、足が速いのでボテボテのあたりが内野安打の危険性があり、下手をしたら悪送球の可能性が考えられるからだと思う。