ライフワーク

30Aから40Aに変更する場合の注意点

最近、実家の契約アンペアを30Aから40Aに変えました。

かかった費用は19万円です。

今回は工事費の振り分けとアンペアについて勉強しましょう!

まず、電気の供給方式には、単相2線式と単相3線式とがあります。

20A以下は単相2線式、40A以上は単相3線式です。

30Aはどちらでもよく、よく聞く声として「20Aから30Aに契約変更した時はそんなに費用はかからなかった」と言われるのはそのためです。

単相3線式にするためには、電柱から建物までの引き込み線から直してこなければなりませんが、引き込み線は電力会社のもので、これは月々の基本料金のうちで張り替えてくれます。

引き込み線との接続点からメーターを通り、メーターから分電盤までの配線は、お客様の財産ですから、お客様の費用で張り替えなければなりません。

また、分電盤も単相3線式に取り替えなければなりません。

さらに、現在3回路でエアコンが3台とのことですが、エアコンは独立した回路にします。

最低6回路ぐらい必要ですが、将来の増設も考慮して、8~10回路の分電盤を備えておくとよいでしょう。

ここまでの費用ですが、建物の構造や大きさによって変わってきます。

ここで具体的な金額は申し上げられませんが、10万円という数字は、当たらずとも遠からずとは言えるでしょう。

一番値段がかかるのは、分電盤の本体の値段と各回路に切り分けする工賃が一番高いです。

ケーブルが抜けなかったりすると、ケーブルを新しく配線しなくてはならないため、結構かかります。

あと、主ブレーカーを40Aに変えても普通は各コンセントは15Aの子ブレーカーにつながっているので一か所からは15A以上は取れません。

これを回避するために消費電力が多い家電(エアコン)などを単独にする必要があるのです。

単独にする費用も私の場合、エアコンを3台単独にしたので、その分の費用が今回含まれているのです。

以前の自宅は古かったので30A契約で、電子レンジを使うときは夏場はエアコン2台とテレビの電源を切っていましたね。

どの家電製品にも W(ワット)の表示があるでしょ。

例えばドライヤーに1500Wと書いてあったら、日本は100ボルトだから1500÷100=15となり、ドライヤーだけで15Aです。

他の電化製品も同様に計算してアンペアを足し算して下さい。

実際には、同時に使わないし、エアコンもフル稼働してない時は電気も少ない。

基本的に熱を出すものはアンペアが大きいと思って下さい。

40Aに変更した時にかかる費用の平均

◎工事費 : 最高10万円程度(家の造り、引き込み点、メーターの場所、分電盤の位置、現在の配線状況などで変わる)

◎工事期間 : 屋内配線工事(1日程度)が終わってから電気工事会社が電力会社に申請手続きをします。

通常、3営業日程度で電力会社からの委託工事会社が 引き込み線取替、メーター取替、リミッター取替工事にきます(これらは電力会社の物です) なので、4~7日程度でしょうか。

◎停電時間 : 屋内配線工事に0.5~1時間程度、引き込み線工事に1~2時間位。

エアコンの電源は、専用回路を使用することが基本です。

これは電流容量の問題だけではありません。

専用回路以外で使用するのは、自己責任でお願いします。

と、なっているのです。

問題が発生しても、あなた自身で解決してくださいってことですね。

あなたの部屋の壁の比較的上の方に付いているコンセントがもし一口ならば、既にエアコン専用回路がひけているものと思いますし、

二口以上のプラグの差込が付いているようなら「コンセント」回路の一部の可能性があります。

なので、エアコン専用回路では無い可能性がありますね。

エアコンは単独回路ですので、他の電気製品を差し込む事が出来ないように一口ですので確認してみて下さいね。