日本ではベテルギウスを「平家星」、リゲルを「源氏星」と呼ぶ地域があります。
これは平家が赤旗を、源氏が白旗を掲げたことに由来します。
また、アニメ「巨人の星」に現れる星がベテルギウスだとも云われています。
(プロキオン説もあり)
「冬のダイヤモンド」と呼ばれる一等星が作る六角形にベテルギウスを加えると、ジャイアンツのGになります。
「真っ赤に燃える・・・」という主題歌もベテルギウスを彷彿とさせます。
もっとも、原作者の梶原一騎にはそのような知識はなく、後付けの想定らしいのですが。
M78星雲がウルトラマンの顔に見えるのと同じでしょう。
オリオン座のベラトリックスは、観測によると
半径:太陽の6倍程度
質量:太陽の8.4倍程度(誤差込みで8.3〜8.7倍)となっています。
一般に恒星は質量が大きいほど寿命が短くなります。
地球から肉眼で見えて固有名も付いているような恒星はみんな太陽よりずっと大きいですから(例外はアルファ・ケンタウリくらい)。
オリオンは前回は無人でしたが今度は有人による月周回飛行です。
先日これに搭乗する宇宙飛行士4名が発表されてます。
その次がいよいよ人が月面を目指すことになります。
とにかく有人計画は金が掛かるのです。
今やアメリカですら難しくアルテミス計画は他国を巻き込んだ「国際協調」となります。
いままで行けなかったのは金が無かったから。
一度コンステレーション計画というのが有ったのですが、やはり予算の問題でオバマさんが中止を決定してます。
これが実現していたらもう少し早く再度月に人が行けたとは思いますけど。
今回使うオリオン宇宙船はそもそもこのコンステレーション計画のために開発されたのものですがやはり予算削減で開発が遅れに遅れました。
なんでアポロは行けたかというなら米ソの冷戦があったからです。
ソ連は解体されて、その後世界は内戦やテロの時代へ移行します。
大国同士が膨大な予算を使って競争をするなんて時代ではなくなってしまったんですね。
また無人機が進歩して学術的な探査であれば無人で足りるというかむしろ無人機の方がコストが低くメリットは多いのです。
片道で使い捨てできますし。
冷戦の終了と無人探査機の進歩・・・。
この2つが有人探査を下火にしてしまった要因です。
ではなぜ今になって再度人は月を目指すかといえば再び冷戦が始まった事を意味します。
今度は相手は中国です。
ロシアは中国側に付くようですけどね。