ライフワーク

長野市に餃子の王将がない理由

長野市には餃子の王将がない。

大阪王将が1店舗あるのみ。

東京にいるとき私は「餃子の王将」にはいつもお世話になっているのですが、

「餃子の王将」は長野市には店舗が無いのです。

大阪王将はあるんだけど。

しかたないので、日赤近くの大阪王将若里店へ向かうことに。

実は、大阪王将へは足が遠くなっていた。

事実、この店にも初めて入る。

餃子の王将も店ごとの差が大きいのだが、こちらの大阪王将も激しい。

その洗礼にあってから避けていた。

今回はなっちょがあることが大きく、同伴者が行きたいというので。

友達は青菜炒めとハイボール。

私は王将定食。

青菜とハイボール。

青菜は小松菜で、ニンニク、中華出汁、鷹の爪などで味付けられていてシャキシャキとしていい。

中華チェーンの一部に見られる油の劣化は感じられない。

友達もハイボールが進む。

私の餃子を横取りしながら3杯飲んでた。

私は小腹が減ったので麻婆丼ミニを追加。

四川風ってのは、調理後に花椒を出来上がりに振りかけたスタイルのようだ。

味は悪くなかったので、また行くと思う。

接客が良くてうれしかった。

餃子のお店といえば、思い出されるのが「餃子の王将」と「大阪王将」。

両店ともに創業から50年を超える餃子の老舗です。

しかし実は、それぞれに特徴があって違う点がいくつもあるのですが、

今までなんとなく同じような店だと思って通っている人もいるかもしれません。

そこで今回は、餃子の王将と大阪王将の特徴と違いを紹介していきます。

餃子の王将が誕生したのは1967年の京都。

阪急大宮駅の近くにお店を出したのが始まりです。

1974年には株式会社王将フードサービスを設立し、

全国でFC店を含む734店舗を展開しています(2021年3月時点)。

開店当初から評判で、お手頃価格で中華が食べられるとして人気に火が付きました。

四条大宮の1号店を皮切りに、関西圏を中心に順調に2号店3号店とお店を増やした餃子の王将は、1970年代頃から関東にも進出し、

現在では海外進出も果たしています。

過去には餃子の本場である中国にも進出して「中国に日本の餃子が上陸」と話題になったこともありました。

大阪王将は株式会社イートアンドホールディングスが運営する餃子チェーンです。

海外35店舗を含む470店舗を展開しています(2021年2月時点)。

大阪王将は、餃子の王将から2年遅れの1969年に1号店を大阪の京橋に開店しました。

餃子の王将に比べて若者向けのメニューが多く、

本格中華というよりも中華料理にアレンジを加えたラインナップが特徴です。

店舗のデザインも時代の流れに合わせて変化させていて「進化する老舗」ともいわれています。

実は大阪王将の創業者は餃子の王将の親戚で、

大阪王将は餃子の王将から暖簾分けする形で独立した、

というのは有名なお話です。

当初は「餃子の王将」の店舗名を使用して業績を伸ばしていましたが、

餃子の王将の営業区域になっている京都府に出店したことがきっかけで訴訟を起こされ、1985年の12月に「大阪王将」と店舗名を変更しています。

実際、餃子の王将と大阪王将は外観が似ている店舗はあるので間違えて入店する人も意外と多いようです。

たしかに、どちらもベースの色は赤色なので見分けがつかない人もいるかもしれませんよね・・・。

現在の大阪王将は黄色を看板に使用したお店が増えてきていますが、

これは見分けがつきやすいようにという工夫なのかもしれないですね。

普段から何気なく見ていると気づかない人もいるかもしれませんが、

餃子の王将と大阪王将では看板のデザインが異なります。

餃子の王将は白・赤・黄色・緑がベースで、

お店の名前が中央に大きく書かれています。

一方、大阪王将はお城のマークが目印で、お城を取り囲むように「OSAKA-OHSHO」と英語で表記された現代風のイメージですね。

また、大阪王将にはデザインが異なる看板も増えてきました。

2000年頃に開店したお店の看板は赤色、2018年以降に開店したお店の看板は黄色になっています。

大阪王将の創業当時は黄色い看板だったこともあり、原点回帰の意味を込めて徐々に看板の色を黄色にしているようです。

看板メニューの餃子は、餃子の王将と大阪王将それぞれに個性があります。

まずは餃子の焼き色。

餃子の王将

少し焼き目がつく程度で、皮の端部分の焦げ目がアクセントになっています。

大阪王将

しっかり焼くタイプで、表面がこんがりきつね色の仕上がり。

焼き色の違いは調理方法にもよるかもしれませんが、

最も関係しているのが皮の厚さだといわれています。

焼く前の餃子を見ると、皮が厚めの餃子の王将は中身が透けないので真っ白なのに対し、

大阪王将は皮が薄いので中身の色がほんのり見えるのが特徴です。

そのため、もちもちとした食感が好きな人は餃子の王将、

サクサクとした食感を楽しみたい人は大阪王将というように好みで選ぶのも良いでしょう。

また、餃子の餡にも違いがあります。

餃子の王将は国産の豚・キャベツ・ニラ・にんにく・生姜・小麦粉を使用しています。

大阪王将は豚肉・キャベツ・にんにく・生姜を使用していて、こちらもすべて国産の原材料です。

両者の主な違いはニラの有無ということで、

どちらかというとニラが入っていない大阪王将のほうがさっぱりと食べられるでしょう。

ただし、餃子の王将ではにんにくが入らない「にんにくゼロ生姜餃子」というメニューを提供しています。

にんにくが入っていないうえに、通常提供している餃子の約2倍も生姜が入っているので、生姜の風味をダイレクトに味わうことができるのが特徴です。

さらに、肉の量は大阪王将のほうが多いためジューシーな味わい、

餃子の王将は野菜が多めでシャキシャキ感が強いという違いもあります。

こうして比べてみると、お互いを意識したメニュー開発のようにも見えますね。

そして、餃子の味を決める要素のひとつとして忘れられないのがタレですが、

タレの味はそれほど違いが無いようです。

味覚センサーを使って調査した人がいたようですが、

味はほとんど変わらなかったのだとか。

もともと同じ店舗ですから、おそらく根本の部分は大きな違いはないのかもしれません。

ただ、テイクアウトを注文すると餃子の王将は醤油ベースのタレ、

大阪王将はラー油を使ったタレという違いがあり、差別化されています。

餃子の王将と大阪王将ではメニュー全体の価格も異なります。

餃子の王将は低価格で中華が食べられることを売りに発展してきましたが、

大阪王将は餃子の王将よりも若干高めの値段設定になっているようです。

焼き餃子を見れば両店ともに同じ値段設定になっていますが、

ほとんどのメニューは大阪王将のほうが少しだけ高く、

なかでも酢豚やニラレバ、エビチリ、麻婆豆腐などの本格中華メニューに関しては大阪王将のほうが100円以上高い設定になっています。

また、メニューを詳しく見てみると、餃子の王将は「キムチ」「キムチ焼きめし」「焼きそば」「ちゃんぽん」などのシンプルな名称が多いのが特徴です。

一方の大阪王将は「ご飯がススムキムチ」「本格キムチ炒飯」「もちもち太麺の炒め焼きそば」「ごちそうキャベツの大阪ちゃんぽん」など、工夫したメニュー名が目立ちます。

大阪王将では、ネーミングや材料の工夫によって付加価値を加え、値段設定を高くしているともいえるでしょう。