ライフワーク

ロジャーはオニオニの実を食べた鬼人間

カイドウのセリフ。

「能力が世界を制することはない!ロジャーが能力者じゃなかったように!」

という発言から、非能力者であることが確定しましたが・・・。

覇気だけが全てを凌駕するとのこと。

本当にバギー以外のクルーが「悪魔の実」を食べていなかったのであれば、

何か理由があったのでしょうか?

少なくとも30年以上にわたり海賊を続けるロジャーやレイリーは、

良きライバルだったエドワード・ニューゲートが「グラグラの実」ということもあり、

「悪魔の実」を目にする機会はあったはずです。

しかし、第1047話の「ロジャーが能力者じゃなかったように・・・!!!」という、

カイドウの発言で、ロジャーは非能力者であることが確定しました。

また、副船長のシルバーズ・レイリーや、

バギーと共にロジャー海賊団で見習いとして乗っていたシャンクスも、

いまのところ「悪魔の実」の能力者とは明記されていません。

ロジャー海賊団のなかで数少ない「悪魔の実」の能力者のバギーは、

こっそり売ろうとしたのをシャンクスに見つかり、

誤って「悪魔の実」を食べたことで能力者となりました。

実際に、シャンクスが敵船から見つけた悪魔の実について

「船長が誰か食いたきゃ食っていいって言ってたぜ」と発言するシーンも描かれています。

さらにバギーが本物の「悪魔の実」はこっそりと売ろうと企んで、

偽物の悪魔の実を食べるパフォーマンスをしたときも、

「だいたい悪魔の実なんて噂でしか知らねェからな」とクルーのひとりが発言しています。

誤って「悪魔の実」を食べたバギーが、

きっかけを作ったシャンクスを恨む様子などからも、

「当時の海賊たちにとって「悪魔の実」の価値観が少し違っていたのでは?」という意見もありました。

ここで注目したいのが、

映画『ONE PIECE STAMPEDE』に登場したダグラス・バレットです。

元ロジャー海賊団クルーの過去を持つバレットは、

「ガシャガシャの実」の能力者でした。

当時のバレットは「悪魔の実」の能力を持ってしても、

ロジャーに勝つことができませんでした。

過去篇でも同様に、

白ひげとの戦闘でも覇気で戦っていることから、

ロジャーは覇気の使い手であり、覇気を極めた最強の海賊である、と言う事になります。

能力がないにもかかわらず、

懸賞金は55億6480万ベリーと超高額であり、その覇気の強さが想像できます。

頂上決戦での白ひげの全盛期と対等に渡り合え、

超えてきたと考えると、その強さが異常であることが分かります。

ゴール・D・ロジャーの外見

ぼさぼさの黒髪にカイゼル髭がロジャーの特徴で、

服装はブラッディレッドのコートを羽織っています、

そして、海賊帽を被って一般的な海賊の出で立ちをしています。

そして40代の頃は、息子であるポートガス・D・エースに髭を生やした姿と似ていて、

笑い方はルフィと似ています。

若い頃のロジャーの姿は、

ロジャー海賊団副船長のシルバーズ・レイリーに声をかけた回想シーンに登場します。

目元は影で隠れていてわかりませんでしたが、

外見はルフィと似ていて、麦わら帽子を被っていました。

この麦わら帽子は、

ロジャーの船に見習いとして乗っていたシャンクスの手に渡され、

その後はシャンクスからルフィに渡されているものです。

ロジャーの直接の戦闘描写は少ない

ロジャーはガープやセンゴク等の海軍や、

白ひげと何度も殺し合いを繰り広げ、

『エッド・ウォーの海戦』では1隻の船で金獅子のシキの大艦隊を打ち破っています。

『ゴッドバレー事件』と呼ばれる事件で、約40年前当時世界最強と呼ばれていた

『ロックス海賊団』をルフィの祖父であるモンキー・D・ガープと手を組んで、2人で壊滅させています。

ロジャーの直接の戦闘描写は少ないですが、

ロジャーの技の1振りで、当時の白ひげ海賊団2番隊隊長のおでんを大きく吹き飛ばし、

全盛期の白ひげと3日3晩戦ってていました。

ワンピースの1047話のカイドウのセリフから、

ロジャーはワンピースに登場するキャラの中でも、最強クラスの実力だと思われます。

覇王色を含む、3種の覇気を使用している

剣に分厚い覇気を纏えるのか、

それとも覇気を衝撃波のように飛ばせるのかはわかりませんが、

白ひげと切り結んだ時は、剣同士が触れ合う前に覇気同士がぶつかり合い、

上空の雲を全て吹き飛ばした上に、周りの海賊たちを衝撃で吹き飛ばし、

覇気同士のぶつかり合いの影響で、覇王色らしき黒い稲妻が発生しています。

技の『神避』は『かむさり』と読む

どんな技かというと、赤みがかかった黒い稲妻を纏った剣で衝撃波を放つ技です。

技の威力は、

技を受けたおでんが木々をなぎ倒しながら大きく吹き飛ばされるほど技の威力は高いです。

ロジャーの技は、この『神避』一つしか判明していません。

ひとつなぎの大秘宝の正体

ロジャーから正体を聞いている白ひげは存在する、と言い切っています。

他にひとつなぎの大秘宝に関係する事は、

白ひげの発言の『世界がひっくり返る』、

宝を見たロジャー海賊団が涙が出るほど大笑いしていた理由や、

ロジャーが偉大なる航路の最後の島に『ラフテル(笑い話)』と名付けた等です。

作者の尾田栄一郎さんは形のある物という発言しています。

ひとつなぎの大秘宝の正体ですが、

ラフテルに行ったレイリーは歴史の全てを知っていて、

世界政府や五老星は、

空白の100年を知ろうとしていたオハラを消し去っている事から、

歴史に関係するものではないかという説もあります。

かつてオハラの学者たちは、

ポーネグリフを読み解くことで「巨大な王国」の存在にたどり着きました。

また、その王国の存在や思想は世界政府にとっての脅威となるため、

歴史上から消されたのではないかという推測も語られました。

そもそも、

巨大な王国は800年前に存在したとされていますが、20の連合国によって滅亡。

その連合国に加盟している19人の王が天竜人になり、世界政府が誕生しています。

空白の100年に存在した巨大な王国は、世界政府の脅威。

つまり「神の天敵」。Dの一族が「神の天敵」と称されるように、

いつか現在の世界をひっくり返す日がくるはず。

ワンピースには「月」の描写が多い

扉絵でエネルの月での様子が描かれていることなどから、

「月」にまつわる歴史があると考えられます。

なかでも注目したいのが、

空島編終了後に「エネルのスペース大作戦」として描かれた扉絵シリーズ。

月へとたどり着いたエネルは、奇妙な壁画を目にします。

壁に描かれていたのは、空島の住民と見た目が似ている人物。

彼らは月の資源不足を機に、ルフィたちがいる「青色の星」へ移住した可能性があります。

壁画からもわかるように、月の住民は高度な文明を持っていた様子。

空白の100年に存在した巨大な王国も、かつて高度な文明によって栄えていたため、

Dの一族の歴史をたどると「月」に行き着く可能性があります。

Dの名は「デビル(DEVIL)」の頭文字

Dの一族は「神の天敵」と呼ばれることもあるため、

Dの名は「デビル(DEVIL)」の頭文字をとったのではないかという説も。

そこで考えられるのが、「悪魔の実」は悪魔と呼ばれるDの一族が作り出した可能性です。

悪魔の実は「ああなれたらいいな」という誰かが望んだ「人の進化」を現実化させたもの。

そんな実を最初に作り出したのがDの一族なのかもしれません。

Dの一族は「夢」を語るシーンが度々描かれており、

それを実現させる可能性や、周囲を取り巻くカリスマ性も持ち合わせています。

政府と敵対する思想を持つ人物も多く、まさに「神の天敵」。

『天災』『鬼』と称されるほどの戦闘能力を持つ

晩年はだいぶ柔らかい表情になっていたが、

おでんと出会う前の頃は眼光が鋭く、危うさが滲み出ていた。

その頃のロジャーは息子であるエースによく似ている。

無邪気に笑った顔はどことなくルフィに似ている。

そんな彼も『海賊王』となった為に世界中の人間から嫌われていた。

しかし、ロジャー本人は仲間思いの気のいい男である。

船員からは非常に慕われていた。

敵である白ひげや、金獅子のシキ、海軍のガープも、

ロジャーに対しての情を持ち合わせている。

また、魚人島のネプチューン王、

空島のガン・フォール、チョッパーの師Dr.くれは、

フランキーの師匠トムなども、ロジャーと交友関係を築いている。

しかし、海賊としての一面も持ち合わせており、

海軍と戦った時に「センゴクやガープでも連れて来い。」などといった、

好戦的な発言をしている。

白ひげ海賊団と遭遇した時にも笑顔で殺し合いに挑んでいた。

仲間に対しては非常に思いが強く、

「仲間を侮辱した」という理由で国の軍隊を潰したことがある。

また、逃走する際には仲間を逃がす為に殿を担当することが多かった。

その時のロジャーは『鬼』と称されるほどに強い。

こういった行為が仲間からの信頼に繋がっている。

この行動は息子である、鬼の血をひくエースにも受け継がれている。

「海賊は自由でなければならない」という信念を持っており、

金獅子のシキから同盟を持ちかけられた時は、

大艦隊に囲まれているにもかかわらず真っ向から拒否した。

また、民間人に危害を及ぼす事を嫌っている。

仲間たちもそれを理解しており、

おでんが仲間になった時には「堅気に手ェ出すな!船長に殺されるぞ!」と、

船員たちがおでんに注意していた。

ロジャーは『万物の声を聞く』という能力を持っている。

見聞色の覇気なのか、悪魔の実の能力なのか、

ロジャーだけが持つ能力なのか詳細はわかっていない。

『万物』というだけあり、

海王類やズーニーシャ(背中に国ができるほどの巨大なゾウ)、

また無機物である『歴史の本文(ポーネグリフ)』の声も聞いている。

無機物にも声の強さがあるらしく、

空島のポーネグリフを見つけた時に、

彼は「この石は強い”声”がつまってて見つけ易い」と話していた。