今季初登板から100マイル(約161キロ)の速球を連発し、最高で101・1マイルを記録するなどして、球界を驚かせた大谷。
日本のプロ野球のエース級のピッチャーが、本気で投げると次の日は腕が重くて箸が持てないと言ってました。
大谷さんが投げた次の日ホームラン打ったり全力疾走で盗塁するなんて奇跡のようです。
かつてマリナーズの城島は、野球は仕事だからやっている。
だから野球をしていても面白くはない。
と言っていました。
これはプロなら当たり前の感覚だと思う。
自分の価値を年棒で評価される世界なのだから・・・。
大谷はその真逆なのかな、
彼には野球とは仕事ではなく、チャレンジとか夢だとか、
憧れだとか、もちろん単純ではないんだろうけど、そういう純粋さが惹きつける。
大谷の凄さの一つである投手と打者の二刀流を可能だと思い続けた信念は本当に凄い。
打率1割台のシーズンや手術をしたシーズンもあった、
周りからはどちらかに絞れと散々言われて心がぐらつく場面もあったはずなのに貫き通した信念は並大抵な事ではない。
リリースポイントが安定してきたこともあり、制球に一定の自信がついたのでフルパワーで投げる必要が無くなったのでしょう。
斉藤隆氏もシーズン序盤はクローザーのような投球だったがここ数試合は先発投手のようなピッチングになっているとコメントしていました。
速球はスタンドまで持っていくだろう。
裏をかいたシンカーやチェンジアップで崩せるか。
大谷は初球からいくか、待つか。
コースはどうか。
強打者の内角をえぐってくるか、弱いとされる外角の変化球でくるか。
外を流すか。
強く叩いて昨年までのように左中間に飛ばすか。
内角は体の反応で叩き、初速の早い打球になるか。
はたまた三振か。。
まぁ、つまりどのみち楽しみなんですよ。
どんな結果でも!!
野茂投手から始まり、イチロー選手、他にも日本のスーパースターが、メジャーリーグに移籍し大活躍をしている。
日本人としてホントにうれしい限りだ。
今シーズンはダルビッシュ選手も調子がいいし、大谷選手も特に素晴らしい。
今シーズンの成績がどのくらいなのか凄く楽しみです。
怪我もなく、良い成績でシーズンを過ごせるように祈るばかりです。
これは余談ですが、
知将名将マドン監督(最優秀監督賞を3度受賞)がエンゼルスの監督に就任した際に
ブルペンで大谷選手の投球練習を実践に見た時にこのように思ったそうです。
「私はユウ・ダルビッシュのことを褒め続けているが、出身地が同じということは関係なくただ彼らはとても似たやり方で投げている。
どのように育ち、教えられたかが関係しているのかしれないが、彼らはとても似ている。
それは驚くべきことだ」とし、ダルビッシュと大谷には共通点が多いことに称賛したそうです。
ダルビッシュがカブスに移籍してきた2018年から2年間、監督と選手の間柄だったマドン監督。
「私は数年前にユウを見ていて、その時のことを覚えていたから、この男(大谷投手)はできると分かった。
ダルビッシュのことが好きなら、彼(大谷)のことも好きになるだろうと思ったよ」。
とにかくマドン監督は大谷選手のプレー(二刀流)を見るのが大好きだそうです。
そんなメジャーリーグの野球中継観戦をしていると、ピッチャーが投げた球速表示がマイルで表示されます。
日本の場合は、何Km/hと表示されるのでどれ位のスピードボールを投げるピッチャーなのかを把握出来ますが、これがマイル(MPH)表示になると分からないところです。
実際には、1マイル=1.60934Kmなのでこれを元に計算をしたらいいのですが、一々計算をするのも面倒なので、球速変換早見表を作成しました。
メジャーリーグ観戦時に、ピッチャーが投げたボールのスピードを大体把握してもらえれば
マイル(MPH)から日本表示(球速Km/h)への変換早見表
マイル(MPH) | Km/h | マイル(MPH) | Km/h | マイル(MPH) | Km/h |
60 | 96.56 | 80 | 128.74 | 100 | 160.93 |
61 | 98.17 | 81 | 130.35 | 101 | 162.54 |
62 | 99.77 | 82 | 131.96 | 102 | 164.15 |
63 | 101.38 | 83 | 133.57 | 103 | 165.76 |
64 | 102.99 | 84 | 135.18 | 104 | 167.32 |
65 | 104.60 | 85 | 136.79 | 105 | 168.98 |
66 | 106.21 | 86 | 138.40 | 106 | 170.59 |
67 | 107.82 | 87 | 140.01 | 107 | 172.20 |
68 | 109.43 | 88 | 141.62 | 108 | 173.80 |
69 | 111.04 | 89 | 143.23 | ||
70 | 112.65 | 90 | 144.84 | ||
71 | 114.26 | 91 | 146.45 | ||
72 | 115.87 | 92 | 148.06 | ||
73 | 117.48 | 93 | 149.66 | ||
74 | 119.09 | 94 | 151.27 | ||
75 | 120.70 | 95 | 152.88 | ||
76 | 122.31 | 96 | 154.49 | ||
77 | 123.91 | 97 | 156.10 | ||
78 | 125.52 | 98 | 157.71 | ||
79 | 127.13 | 99 | 159.32 |
※MPH=Mile Per Hourです。
メジャー観戦時には、当然スピード表示はマイルで表示されます。
日本だとKm/h表示なので、数字をみてスピードを把握できますが、マイル(MPH)表示だとイマイチ把握しずらいところです。
そこで、今回のマイル(MPH)から球速Km/hへの変換早見表で、大体の球速を把握してもらえれば。
ちなみに、メジャー最速のスピードはチャップマン投手が2011年に記録した106マイル(170.59Km/h)です。
日本人最速は、大谷翔平投手が北海道日本ハム時代に2015年に記録した163Km/h(101.28マイル)です。
今の二刀流の成功は↓
・日本ハムで「準備」できたこと。
・エンジェルスという理解ある球団にめぐり合ったこと。
に起因する。
もちろん、本人の努力もあるが。
毎日我々をワクワクさせてくれる「大谷劇場」を演出してくれた関係者に感謝したい。
大谷選手に関しては栗山監督の貢献が大きい気がします。
結果としてこれだけのポテンシャルを発揮していますけど、栗山監督が周囲から色々言われても二刀流を容認してくれて育ててくれた事が今の活躍に繋がってるわけで、
もしもドラフトで他球団に行ってたら、米の記者が言っているように挑戦するチャンスすら無かったかもしれませんね。
そもそも二刀流の定義が、一般の2つ同時にやっているではなくて、2つのどちらも一流で、どちらかを辞めろと言えないというものがある。
また、二刀流のデメリットは沢山あるが、それより、メリットが上回ると実力で証明してきた。
これはチャンスがなければ証明のしようもなかったのですが。